京都大学 大学院理学研究科 地球惑星科学専攻の気象学研究室に所属して教育・研究を行っています。 研究の対象は地球大気(地上~下部中間圏くらいまでの中性大気・微量成分)です。大気は様々な時空間スケールで変動していますが、 私はその中でも特に大きな空間スケール(数千キロメートル)・短い時間スケール(数時間~数日)を持つ現象に興味を持っています。 主に大気潮汐(全球スケールの日周期変動)や自由振動(大気の固有振動)という現象に注目して、 対流圏-成層圏-中間圏におけるそれらの動態や支配プロセス、微量成分(オゾン)・地上降水との相互作用などを明らかにしてきました。 基本的に、あまり人口密度が高くない研究領域に惹かれます(実社会でも)。
手法としてはデータ解析が好きです(アイデア次第で色々面白いことが見つかるから)が、プロセス解明にあたっては数値シミュレーション も時々使います。最近では地球科学の原点に立ち返ってドローンを使った野外観測も始めました。 将来の衛星観測計画の立案にも関わっています。また、分野融合研究にも興味があり、 古地震研究会に参加して古文書を読んでいます。
理学部では、地球科学実験(全学・後期)、課題演習DB(3回生・前期)、課題演習DD(3回生・後期)、観測地球物理学演習(夏季集中@阿蘇)、 多階層地球変動科学実習I(夏季集中@潮岬)、などを担当しています(いずれも分担;詳しくはこちら)。
■ 研究キーワード: 日周期、大気潮汐、自由振動、熱帯降水、大気上下結合、衛星観測、再解析、ドローン、古文書、歴史気象
■ Sakazaki (2021, JAS) 印刷中 (EORで公開中) ■ 05/30-06/06, 2021地球惑星科学連合大会, ポスター ■ 08/01-08/06, AOGS 18th Annual Meeting, (1) Oral (Invited) and (2) Poster ■ (日程未定)大槌シンポジウム, 運営 特になし今後の予定など
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