2012〜2016年度 科学研究費補助金 基盤研究(S)

成層圏-対流圏結合系における極端気象変動の現在・過去・未来


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研究の目的

 冬季周極渦が数日内に大きく変形し崩壊に至る成層圏突然昇温現象は、典型的な成層圏-対流圏結合系(右図)の極端気 象である。基本的に地球規模の自然内部変動であるが、強非線型な力学的現象なので、その出現予測と影響評価 は依然として難問である。太陽活動変動や火山噴火といった自然起源、および温室効果気体やオゾン破壊物質の 増加という人為起源の各外部強制の変動・変化に対して、このような極端気象はどう応答し、出現頻度がどう変 化するか、よく分かっていない。
 本研究では、成層圏-対流圏結合系内のこれら内部・外部各変動の力学的関連性を総合的に理解することを目的 とする。そして、極端気象変動の予測能力の向上に資する成果を得ることを目指す。現在気候の観測および予報データの解 析による結合系変動の現状把握と、過去気候の再現実験および感度解析によるモデル検証・改良を踏まえて、予 測の不確実性を押さえて未来気候の結合系変動に対する影響評価を行う。



成層圏-対流圏結合系の主要力学過程


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